「サルビアコーヒーのおいしいコーヒー教室」を開催しました

SEA DAYS COFFEEでは、地元・館山の老舗ロースターである「サルビア」の焼きたて&新鮮なコーヒー豆を使用しています。北条海岸を眺めながら美味しいコーヒーを気軽に楽しんでいただけるのも、サルビアさんのコーヒー豆があってこそ!

ハイグレードな生豆を揃えるための仕入へのこだわりや、理想の味を求めて導き出された焙煎技術のみならず、サルビアさんのコーヒーに対する真摯で、実直な姿勢を多くの方にお伝えしたい!コーヒーの楽しさをお客様と共有したい!との思いから、11月29日(土)に「サルビアコーヒーのおいしいコーヒー教室」を開催しました。講師は、サルビアコーヒーのマスター鈴木将仁さん。今回は、当日の模様をお伝えします。

当日は雨にも関わらず、9名の皆様にご参加いただきました。
まずは、座学スタイルでコーヒーの基礎をお勉強。知っているようで知らない、コーヒーの品種や産地、栽培や収穫、加工法について、一通り楽しく学びました。
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さらに、焙煎の種類や、焙煎による味の変化についてもご説明いただきました。
こちらの写真は、実際の焙煎の様子。コーヒーの旨みを逃さず、豆全体をしっかり焼き上げるように焙煎するには、生豆の状態をしっかり見極め、焙煎機の吸気、排気、火の燃焼状態にまで気を配る必要があるのだそうです。
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さらに、こちらは焙煎後のハンドピック作業の様子。欠点豆を取り除く識別センサーにかけたあと、人の目で一粒一粒、見極めていきます。
気の遠くなるような大変な作業ですが、「美味しいものは、誰が味わっても美味しいのよ。お金をいただいて、美味しいコーヒーを飲んでいただくためには、大変なのは当たり前だよね」と。そういう気持ちで焙煎されたコーヒー豆を扱わせていただくことが、ただただ、本当に幸せだなと感じます。
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質問コーナーのあとは、ハンドドリップの体験へ!まずはマスターのお手本から。
参加者の皆様、プロのハンドドリップに興味深々です。一斉にシャッターが押されて苦笑気味のマスターですが、ひとつひとつの動作に熱い視線が注がれています。
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サルビアさんが推奨するハンドドリップは、「5分の1抽出」といわれる独自の方法。お湯の量を全体の抽出量の約5分の1にして、等間隔にお湯を注いでいきます。
良質な豆を焙煎し、未成熟豆を取り除いたコーヒーだから、最初の蒸らしは行わず、たておきしても味の変化はほとんどありません。サルビアコーヒーさんでコーヒー豆を購入すると、抽出法に関する説明の紙をいただけますよ!
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理科の実験のように、2人組になって「5分の1抽出」を試してみました!今回は抽出器具もサルビアさんが実際にお店で使用しているものをご用意いただきました。2人前まではKONOの改造ドリッパーを、3人前以上はカリタ103-Dを使用しています。皆様、真剣な表情でコーヒーに向き合っていますね〜。
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お湯を5回に分けて抽出しますが、足りなければ回数を増やして調整していけるので、誰が入れてもほぼ同じ味に仕上がるのが「5分の1抽出」のいいところ。そして、ハンドドリップでコーヒーをたてることに、贅沢な時間を感じました。
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最後は自身で抽出したコーヒーと、SEA DAYS COFFEEの自家製ブラウニーを味わいました。同じように抽出したはずですが、それぞれが抽出したコーヒーを飲み比べると、微妙に味が違う!その違いを楽しく味わいながら、コーヒー談義に花が咲きました!
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「難しく考えず、作法に囚われず、まずはコーヒーを気軽に味わってほしい!」という鈴木さんの気持ちや、コーヒーの新しい魅力を発見していただくことができたと思います。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

今回は「参加したかったけど、予約が間に合わなかった」というお声もいただきました。今後もコーヒーの魅力を知っていただくワークショップを企画していければと思います。どうぞ、ご期待ください!

■講師プロフィール
サルビアコーヒー 鈴木将仁/館山市出身。都内での飲食店勤務を経て、「サルビア本店」でマスターとして働き始める。洋食レストランとして1971年に創業した「サルビア」は、1985年に珈琲専門店へ。ハイグレードな生豆を揃えるための独自の仕入法、理想の味を求めて導き出された焙煎技術で、良質の自家焙煎コーヒーを提供している。
www.salvia-coffee.com/
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