Monthly Archives: 12月 2023

【足部】足裏で感じれるようになろう

 

皆様、あけましておめでとうございます。ナチュラルポジションでは、2024年より新しい取り組みを始め、より皆様のナチュラルポジションの獲得をサポートしていければと思っていますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします!

ナチュラルポジションの新しい取り組みについてはこちらをご覧ください。

感じることができる足裏を取り戻そう

さて、2024年最初に触れていく部位は足部となります。

SEA DAYSでは、力みなく自然に足の裏に乗る感覚をつかめるようになることをナチュラルポジションと呼んでいますが、そもそも足の裏の感覚自体が鈍ければ、自然に乗るという感覚はつかめません。

今月のナチュラルポジションでは、足裏の構造を理解しながら、しっかりと感じることのできる足裏を取り戻していきたいと思います。

3つのアーチ構造

足裏のアーチという言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、足裏には内側、外側、横に通る3つのアーチがあります。

それぞれ3つのアーチがクッションとなり、着地した際には衝撃を吸収しながら反発し戻るような構造になっています。

アーチを構成する筋肉に強い力みを持つ方はとても多いので、まずは力みを取ることで3つのアーチ構造を正常に戻していきたいと思います。

感覚器としての足裏

また、足の裏は歩いたり走ったりする際に唯一、地面と接する部位となり、接地時の地面の感覚を脳に送る重要な感覚器(メカノレセプターと言います)がたくさん配置されています。

メカノレセプターは、身体の傾きや、路面の滑りやすさ、凹凸など足裏で感じ取った情報を脳に送る役割を担っていますが、このセンサーの感度が落ちると、脳から筋肉に適切な指令が送られず、無駄な力が入りやすくなってしまいナチュラルポジションを邪魔してしまいます。

うごきのワークを通じて、足の裏の感覚を取り戻していきましょう。

毎月のワークは、3つのチェックポーズが改善されることを目指して行っています。ワークに取り組んだ結果3つのチェックポーズの変化を観察し、ナチュラルポジションの獲得を進めていきましょう!
3つのチェックポーズの詳細はこちら

今月のワーク

ターゲット

短母趾屈筋、母趾外転筋


親指の根本から踵につながる筋肉。内側縦アーチの構造に関わる。

短小趾屈筋、小趾外転筋


小指の根本から踵につながる筋肉。外側縦アーチの構成に関わる。

ナチュラルポジション 新しい取り組み

 

2024年1月から『パドラー・ランナーのためのナチュラルポジション』では2つの新しい取り組みを行っていきたいと思います。今回はその2つの取り組みについてご案内したいと思います。

ナチュラルポジション獲得状況の見える化

これまでナチュラルポジションに取り組んできて、結局自分はどれぐらいナチュラルポジションを獲得できたんだろう?と疑問に思われている方もいるのではないかと思います。

SEA DAYSでは、体のどこにも力みなく自然体で足の裏に体を乗せる感覚で立てるようになることを、『ナチュラルポジション』と呼んでいますが、1つめの取り組みとして、その獲得状況を見える化するための『3つのチェックポーズ』と『ナチュラルポジション獲得チェック表』を作成しました。

3つのチェックポーズ

『オーバーヘッド』『ニーアップ』『バックエクステンション』がナチュラルポジションの獲得状況をはかる3つのチェックポーズです。

 

オーバーヘッドは、立った姿勢のまま両手を真上に伸ばすポーズで、4つの確認事項を設けています。

  • 腰が反る事なく、 指先が真上に上がっているか
  • 顔に腕が寄り添うように上がっているか
  • 肘が自然に伸び、 首肩腰に力みがないか
  • 指先の向きや高さが揃っているか
 

ニーアップは、片足立になりもう片方の足を床と並行に持ち上げるポーズで、同じく4つの確認事項を設けています。

  • 体勢を崩さず上げた脚をキープできるか
  • 軸足が自然に伸び、 力みなく立てているか
  • 横から見た姿勢の崩れがないか
  • 前から見た姿勢の崩れがないか
 

バックエクステンションは、立位から体を反らせながら後ろを覗いていくポーズで、3つの確認事項を設けています。

  • 息を止める事なく視界を後ろに向けられるか
  • 力みなく背骨全体を反らせる事が出来ているか
  • 上体の捻じれがなく背骨を反らせているか
 

3つのチェックポーズは、毎月のクラスで実施し、確認事項をセフルチェックの上、『ナチュラルポジション獲得チェック表』にレ点を打ってもらいます。そして、全部のレ点が埋まることでナチュラルポジションを獲得したということになります!

最初は、確認事項が達成できているのか判断が難しいと思いますので、一緒に確認しながら進めていきたいと思いますが、出来ているかどうかを自分で評価する力を養うこともとても大事なことです。少しずつセフルチェックのコツも掴んでいきましょう。

また、一度レ点がついた項目もワークをサボっていると消えてしまいます。サボったことがバレるような仕組みにもなっていますので(笑)、家でもしっかりワークに取り組んでくださいね。

カラダの通知表でウイークポイントを知る

『3つのチェックポーズ』の何かができない場合、できない理由は、体のどこかにウイークポイントがあるからなのですが、もう1つの取り組みとして、自分の体のどの部位がウイークポイントなのかを視覚的に把握できる『カラダの通知表』を作成しました。

 

2024年は1年をかけて、以下の12個所の部位にアプローチしていきたいと思います。

上肢鎖骨 肩甲骨 前腕 上腕
下肢足部 骨盤 大腿 下腿
体幹頭・頸部 胸郭 脊柱 腹腔

クラスでこれまで通り、ほぐすワーク、うごくワークに取り組んでもらい、その結果を以下にしたがって点数をつけてもらいます。

ほぐすワークで痛みや強いコリがある
※ある程度、動かすことができていれば2点でOK
1点
痛みはないが、うごくワークでイメージ通りに動かせない2点
痛みもなく、イメージ通りに動かすことができる3点

点数が低いことが、その部位がウイークポイントであることを表すので、12ヶ月が終わった頃には、自分の体のどの部位にウイークポイントがあるのか、視覚的に全体を把握できるようになり、どのワークに重点的に取り組めばよいのかが分かるようになります。

また、各点数がついた場合、どのようにワークに取り組んで欲しいかもわかりやすくしました。

1点当該月だけでワークを終わらせるのではなく、ほぐすワークを中心に、とにかく痛みやつよいコリがなくなるまではしっかりワークを続けてください。
2点ほぐすワークとうごくワークにバランスよく取り組み、イメージ通りに動けることを目指してワークに取り組んでみてください。
3点基本的にはベーシックワークに取り組んでいただければ、良い状態をキープできるはずなので、該当のほぐすワーク、うごくワークは卒業です。

基本的にはこちらにしたがってワークに取り組むことでナチュラルポジションの獲得が進みますが、ワークに取り組む時間も限られていると思います。

時間のない場合は、1点の部位を優先してウイークポイントを解消していきましょう。

ナチュラルポジションの獲得を通じて、怪我なく、気持ちよくパドリングやランニングを続け、パフォーマンスを向上させてもらえればと思います。2024年も、引き続きしっかりと体と向き合っていきましょう!

上手に「手を抜く」と腕はもっと自由に動くようになる

 

先月は足関節にフォーカスして、下肢のナチュラルポジションを深めていきましたが、4月から始まったナチュラルポジションも、ここまでで体幹、下肢、上肢のそれぞれ力みがちな筋肉を「ほぐし」、正しい「うごき」を習得するワークに取り組んできました。

ナチュラルポジションで目指すもの

ここまで、たくさんのことを学んできたので、ここで、ナチュラルポジションで目指すべきゴールについて改めてまとめてみたいと思います。

体幹=背骨を長くしなやかに動かす

体幹を鉄板のように固めるのではなく、「背骨を長くしなやかに使う」ことと「胸腔、腹腔を風船のように使う」ことでどんな体勢でも柔軟に形を変えながら安定する体幹を手に入れることが体幹部のゴールとなります。

  • 「背骨を長くしなやかに使う」を詳しくおさらいしたい人はこちら
  • 「胸腔、腹腔を風船のように使う」を詳しくおさらいしたい人はこちら

下肢=脚を根元から動かす

「股関節に乗る」ことと「足関節を調整役として使う」ことで力みなくバランスよく立てるようになり、「仙腸関節から動かす」ことで脚をダイナミックに大きく動かせるようになることが下肢部のゴールです。

  • 「股関節に乗る」を詳しくおさらいしたい人はこちら
  • 「足関節を調整役として使う」を詳しくおさらいしたい人はこちら
  • 「仙腸関節から動かす」を詳しくおさらいしたい人はこちら

上肢=腕を根元から動かす

「胸鎖関節から動かす」ことで、下肢と体幹と上手に連携して上肢を動かせるようになることがゴールです。

  • 「胸鎖関節から動かす」を詳しくおさらいしたい人はこちら

ナチュラルポジションの習得が進む=足裏に乗る感覚がつかめる

「背骨を長くしなやかに動かす」、「脚を根元から動かす」、「腕を根元から動かす」の3つが出来るようになりナチュラルポジションの習得が深まることで、立っている時や運動している時に「足裏に乗る」という感覚がつかめるようになってきます。「足裏に乗る」という感覚をつかむことができるとランニングやパドリングのパフォーマンスが飛躍的に改善されていきます。

  • 「足裏に乗る」を詳しくおさらいしたい人はこちら

12月のナチュラルポジションのターゲットは「上手に手を抜く」です

さて、ナチュラルポジションの目指すべきゴールを整理したところで、12月のナチュラルポジションは「腕を根元から動かす」に影響が大きい前腕にターゲットをおいて、「上手に手を抜く」という新しいテーマに取り組んでいきたいと思います。

これまで「胸鎖関節から動かす」を通じて腕の根元から腕を自由に動かす感覚をつかんできましたが、腕の末端部分にある前腕に強い力みがあると、前腕が重りになって腕が自由に動きません。

また、前腕はスマホやキーボードを扱うことが多い昨今では、ほとんどの人が強い力みを抱えている部分でもあります。

パドリングはイメージがつきやすいと思いますが、ランニングにおいては直接運動に関わりがない部分のように思われるかもしれませんが、上記の通り、前腕に強い力みがあると、腕振りに大きな影響がでてしまいます。

「上手に手(の力)を抜いて」ランニングもパドリングもフォームの改善につなげていきましょう。

今月のターゲットとワーク

前腕


尺骨と橈骨の2つの骨から成り立っていて、手首や指先につながる筋肉の多くが2つの骨からのびている。さらに肘をまたいで上腕の筋肉は2つの骨で終わる。そのため手の力みは前腕の力みとなり、さらに腕の根本の力みにつながる。

母指球筋


スマホ操作で酷使される筋肉。固まることで手首の腱にも影響がでる。また撓側手根伸筋ともつながるため、指先から首もとまで広い範囲での力みにつながる。

橈側手根伸筋


パソコン操作で酷使される筋肉。固まることで手首と前腕の動きが制限され、筋肉同士のつながりにより間接的に肩や首の動きにも影響を与える。

「ほぐすワーク」は対象箇所の痛みやコリを感じなくなるまで、「うごきのワーク」は鏡の前でチェックしてイメージ通りに動かせるようになるまで続けてみてくださいね。