SUP試乗インプレ【SUNOVA SUP all round FAAST pro】

SUP試乗インプレ【SUNOVA SUP all round FAAST pro】

グラスファイバーや、カーボンの代わりに木材(バルサ)を使用する話題のブランド「SUNOVA 」のレースボード、ALLROUND FAAST 12.6×24.0 。なにはさておき、艶っぽいデザインに惹かれます。
木目や、木材の継ぎ目の美しさ、そして最近のつや消しデザイン主流のボードのなかではめずらしい「ツヤツヤボディー」が昭和生まれの僕にはたまりません。

SUNOVAは14.0ftをメインモデルとしてラインするため、国内のハードボード12.6以下クラスで使用するなら、このモデル一択となりますが・・これなら一択で十分・・と納得。

一見、木材だからなぁ・・重いのかもなぁ・・と思わせるボディーですが、持ち上げてみると他社のカーボンボード並の軽さで、意外。
持ち運びはもちろん、漕ぎ始めも軽々です。乗り味は、以前ご紹介したNSP PUMA にかなり近い乗り味で同サイズのそれより少しロール感を強く感じます。

カタログ上のボリュームをっ見比べると両モデルともに244Lですので数字的には同じなのですがデザインの妙なのですね!PUMAの方が安定性が高いように感じます。

ところが、漕ぎだしてみて、徐々に慣れてくるに従いボードのコントロール性の高さに感動。ドラフティング(他のパドラーの後ろにぴったりと張り付き引っ張ってもらう省エネパドルテクニック)の際に、曳き波から外れないよう、微妙なコントロールをリーンさせて(ボードを傾ける)で行いますが、その反応が非常によく楽チン!

 

 

 

 

また、見た目のスマートさからノーズボリュームがたりないのかなぁ・・と思うところですがウネリや、波を乗り越える時もさほどストレスなくいけますし、ウネリも軽く拾ってくれます。
さすがに、NSP のSONICや、Star Board のACEのようなわけにはいきませんが国内のレースでは充分なウネリの乗りやすさ。ショアサイドの波乗りも高いコントロール性を発揮。

おそらく(僕はできませんが)波打ち際のブイを回ったりするのも楽なボードです。

とはいうものの、NSPのラインナップでもそう思うのですが・・
正直なところ、はじめてマイボードを買う、または初めてのレースボード向きではありません。
他のボードを乗り継いでたどり着く逸品なのかも。

レースボードに求めるのはスピードはもちろん、オールラウンドボードではちょっとバタバタしてしまいそうな風のなか、ウネリの中をグイグイと進んでいける走破性。波打ち際を離れ、海を渡るロマンなのであります。そういうシチュエーションでの信頼度は非常に高く感じます。
間も無くM2Oを親子で漕ぐ荒木汰久治さんが、このブランドを信頼する所以なのでしょう。

今回試乗させて頂きましたのは、世界で戦う「佐藤ゆか選手」が乗ってた昨年モデル。SUNOVA の島田さん曰く 「2019年はこのモデルをさらに改良し、安定性と走破性が増しています」とのこと。2019モデルに早く乗りたいなぁ・・SUNOVAさん。。。 

SEA DAYSでは、SUNOVA の試乗ボードを常設しておりますのでご購入をご検討の方は、あらかじめご予約を頂きお試しいただくことができます。お気軽にお問い合わせください。


試乗をご希望の方は・・SEA DAYS  info@seadays.co.jp  まで
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